冬なると食べる機会が増える「みかん」。持ち歩きもしやすく、皮を剥くだけで食べられて、栄養もたっぷり。おやつにおかずにと重宝します。
しかしその代わりに発生するのがみかんの皮。先日書いた卵の殻活と同様、家族が多ければ多いほどその量も多いことでしょう。その大量の皮、食器洗いや掃除に使ってみませんか。
我が家で大活躍しているみかんの皮、再利用アイデアをご紹介!
洗い物のスポンジ代わりに
まずは白いモケモケがあるほうで鍋や皿をぬぐい、皮をひっくり返してツルツルの方で磨きます。それだけで汚れはほとんど落とすことができます。
これを水洗いして終わりにしても良いし、最後は食洗機に入れて洗ったり、石けんなどをふくませたセルローススポンジなどで洗っても良いと思います。
フライパンの油汚れの処理に
白いモケモケ部分はとても油を吸収してくれるので、鉄のフライパンを洗う前の油処理に活躍してくれます。ウエス(古布)でも良いですが、コンポストがある家庭であれば土に埋めれますので可燃ごみも減らせます。
またコンポストは度々油分を好みますので分解も活性化されることでしょう。
酢に漬けてお掃除スプレーに
かわさんどっとわーく:油汚れや水垢掃除に!オレンジの皮でお掃除スプレーを作る。
上記の記事で紹介したお掃除スプレーのみかんの皮バージョンです。
酢を入れた瓶を用意しておき、みかんを食べたら皮はこの瓶に入れてねと家族に伝えて置くと楽です。
それを2週間ほど漬けておけばお掃除スプレーの素の完成。使うときは薄めて使います。
りんごウイスキーの横に置いておいたら、旦那さんにみかんのお酒もあるの?と言われたので、慌ててマステにそうじと書いて貼りました。ラベル重要です。
乾燥させて陳皮に
無農薬のみかんを買ったときは掃除に使うのはもったいないので、乾燥させて保管しています。緑茶や紅茶の茶葉に混ぜてお湯を注ぐと、ふんわりみかんの良い香りがします。
煮て甘みを加えて甘露煮に
かわさんどっとわーく:みかんは果肉も皮も楽しめる!果肉でお酒、皮で甘露煮作り。
はちみつなどを加えてコトコト煮ると、そのまま食べても良いし、お湯に溶いて飲んでも良いし、ホットケーキやサラダに混ぜでもおいしくいただけます。
みかんの皮のリサイクル
化粧品の材料に
かわさんどっとわーく:経済/神奈川新聞/ミカンの皮で新ビジネス 「農薬不使用」に着目、化粧品に
ジュースに加工する工程で出る皮はこれまで製造工場で廃棄しており、その処分費用が製造コストに上乗せされていた。
2018年6月ごろ、ミカン山を視察に訪れた製薬会社の関係者が、漢方の生薬として農薬不使用のミカンに興味を持ち、取り寄せて分析。農薬が検出されなかったことから、19年に皮の事業化を検討した。だが処理工場がみつからず凍結していたところ、11月に同社とつながりのある商社を紹介し、あしがら金太郎電力と合意に達した。今シーズンの収穫分から販売することになり、化粧品の材料として使われるという。経済 | 神奈川新聞 | 2020年1月5日(日) 05:00 より
循環型食器『edish』
何度でも生まれ変わる“循環型食器” 『edish』(エディッシュ)。小麦ブランから食器へ。そして飼料・肥料へ。
エディッシュの技術は、小麦ブランのほか、コーヒー、お茶、みかんなど、これまで再利用が難しかったバイオマス資源の再循環を可能にしました。それぞれの素材がもつ、色合いや模様を生かした個性豊かな食器の製造が可能です。
循環型食器『edish』ホームページより
アイデア次第で使える場所はたくさんあります!
入浴剤として使ったり、電子レンジやトースターで皮を温めると庫内の消臭剤として使えたりと、使い道は幅広いです。
みかんの皮、捨てちゃう前にもうひと仕事。
ぜひお試しください!
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