誰かの役に立つ!捨てる前に考えたい「物品寄付」について調べてみた。

物品寄付イメージアイキャッチ ごみを減らす方法

整理整頓や引越などで出た不要品。使わないけど捨てるにはもったいないと思うときは多々あるかと思います。売るにしても買取対象外だったり、買取対象だったけど値段がつかなかったり。

そんなとき「捨てる」以外に「物品寄付」という道もあります。

自分には不要品でももしかしたら誰かに喜ばれる物かもしれない。

今回はどんな物をどんな人が必要としているのか、調べてまとめてみました。

\スポンサーリンク/
\スポンサーリンク/

※物品寄付の注意点※

現在何を必要とされているのか、各ホームページで最新の情報を必ず確認、問い合わせをしてから寄付をするのがマナー。

また募集していない物や汚れていたり不衛生な物が届き、廃棄する手間がかかったりすることもあるようです。手放すことばかりを考えるのではなく、本当にまだ使えるか、相手に喜んでもらえるかなど気遣いや心遣いが重要です。

化粧品・ヘルスケア用品

「女子高校生サポートセンター 一般社団法人Colabo」

Colaboでは、中高生世代の10代女性を支える活動をしています。相談、食事提供、シェルターでの宿泊支援、シェアハウスの運営、10代の女性たちによる活動、講演・啓発活動などを行っています。

シェルターの運営や、少女の生活を支える贈り物を募集しています。

宿泊保護支援で使用する他、少女に贈ります。入浴剤なども日々の生活で、少しでもリラックスした時間を持てるよう贈っています。デザインが可愛いものが喜ばれます。

未開封品または購入から6ヶ月以内の物であれば寄付することができます。
化粧品以外にもパソコンや制服のワイシャツやスカート、未使用品のローファーなども募集されています。

おもちゃ

「公益財団法人がんの子どもを守る会」

がんの子どもを守る会は、1968年10月に小児がんで子どもを亡くした親たちによって、小児がんが治る病気になってほしい、また小児がんの子どもを持つ親を支援しようという趣旨のもと設立され、子どもの難病である小児がんに関する知識の普及、相談、調査・研究、支援、宿泊施設の運営、その他の事業を行い、社会福祉及び国民保健の向上に寄与することを目的としています。

原則、新品の物に限られるようですが、闘病生活を送っているお子さんへのプレゼントになります。
その他にも本や日用品なども募集されています。

日用品

「公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」

子どもが病気になったとき、家族はなによりもまず、子どもに最善の治療を受けさせよう!と考えるもの。でも、もしその病院が自宅から遠い場所にあったら・・・家族の負担は精神的にも肉体的にも、そして経済的にも大きなものになってしまいます。
そうなったら親は、自分のことなど二の次で、子どもの治療に専念しようと、何日も病院のソファーで寝たり、三食を簡単な弁当で済ませたり。その上、遠くの家に残された他の子どもたちのことも心配しなくてはならないのです。ドナルド・マクドナルド・ハウスは、このようなご家族をサポートするために生まれました。

各宿泊施設ごとに「寄付をお願いしたい Wish List」が掲載されています。
生活必需品が主。

生地

「東日本盲導犬協会」

東日本盲導犬協会の使命は、良質な盲導犬を育成し、視覚障がい者がより豊かに、自分らしく生活できるよう支援する事であり、これらの目的を達成するために、視覚障がいリハビリテーションに関する活動、盲導犬の育成に関する活動などを行なっています。

犬服(マナーコート)を作るのに役立ちます(必要な生地のサイズ:110幅×2.4m)。
その他にも洗剤などの日用品やバザーなどで販売する贈答用タオルセットなども募集されています。

「チャリボン」

株式会社バリューブックスが古本のリユースを活用して、ご家庭や職場で不要になった古本やDVD・ゲームの買取査定相当額を寄付することができる仕組みです。

本の買い取り金額を自分が選んだ支援先に寄付することができます。対象団体は今現在で65施設あり、被災地支援や自然保護、子ども食堂などジャンルは様々。

食品

「フードバンク」

フードバンクとは、生産・流通・消費などの過程で発生する未利用食品を食品企業や農家などからの寄付を受けて、必要としている人や施設等に提供する取組を行う団体を言います。

「フードドライブ」

フードドライブとは、家庭で余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄り、それらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクへ寄付する活動です。

各県各地域に活動団体があります。

船橋市トップ/暮らし・手続き/ごみ・リサイクル/食品ロス/食品ロス削減のためフードドライブにご協力ください。

「セカンドハーベスト・ジャパン」

セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)は、日本でのフードセーフティネットの構築を目的とし、児童養護・母子支援・障害者支援等の福祉施設や生活困窮者などに食品の提供を行っています。

缶詰やインスタント食品、お米やパスタなど寄付することができます。

寄付ではないけれど、不要品を譲りたい

「ジモティー」

処分費をかけずに、処分したい。まだ使ってくれる人にあげたい、譲りたい。自分はもう使えないが、必要としている人にあげたい。泣く泣く手 放す思い出の宿ったものを大切に使ってくれる人に譲りたい。そんなときはジモティーの「売ります・あげます」カテゴリに、価格を「無料」にして「これあげ ます!譲ります!」と投稿してみましょう。そしてと投稿して取引が成立した場合、譲った側は引き取り手に感謝されることもあります。あなたにとって不用になったものも、あなたが譲った相手にとっ ては必要なもの、欲しいものなのです。

「売ります」以外にも「あげます・譲ります」が選べます。掲載費用、手数料などは無料。

寄付ではないけれど、再利用(アップサイクル)してもらいたい

着物

「株式会社 リクラ」

もう使われなくなった着物が キモノヤーンに大変身。
日本中で使われなくなった着物をリクラがヤーンにしました。その名もkimono yarn(キモノヤーン)。色鮮やかな生地が、みなさんの創作意欲を掻き立てます。ハンドメイドにぴったりの素材をぜひご利用ください。

不要な着物、リクラが無料で引き取りアップサイクルします。着払いで下記住所にお送りください。

「捨てるものを素敵に変える」がコンセプトの企業。
「ヤーン」とは紡いだ糸、織物、編み物に用いる糸という意味です。

 

上記で紹介した以外にも必要としてる物、必要としている団体がもっとあると思うので、捨ててごみになる前にぜひ1度探してみるのがおすすめです。

去年は介護施設に洗剤やシャンプー、浴衣を大量寄付しました。
出入りしている施設の掲示板に施設内で開催されるバザーで売れる商品、夏祭りで入居者が着る浴衣を募集しているとの張り紙を見かけました。実家にはストックしてずっと消費されていないシャンプーやボディソープ、わたしや妹が着た浴衣や帯が大量に保管されており、それらを贈ったところ大変喜ばれました。(なかなか集まらないのが現状のようです)

もしそういった施設に行く機会があれば、ぜひ掲示板チェックしてみてはいかがでしょうか。

「捨てる」以外の選択肢を模索したい、そして「ゼロウェイスト」がもっと広がりますように。

おすすめ本

エコロジストでいこう

持続可能な地域のつくり方――未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン

ゴミ分別の異常な世界―リサイクル社会の幻想 (幻冬舎新書)

タイトルとURLをコピーしました