ゼロウェイストとミニマリストを両立させつつ健康を維持したい、ついに雨水タンクを設置した主婦です!
長年の憧れだった雨水タンクをついに導入しました!
実際に取り付けた状態や本体の詳細、使い心地をまとめておこうと思います。
雨水タンクの設置を考えている方へ参考になれば幸いです。
雨水タンクを設置するときのポイント
【ボウフラ対策】
雨水タンクの形状にもよりますが、雨水タンク内でボウフラが発生する可能性があります。ボウフラは蚊の幼虫で衛生上の問題や不快感を引き起こします。適切な対策が必要です。
【強風対策】
雨水タンクは一定量の水が入っていないと倒れやすくなります。固定や補強を行い安全対策が必要です。
【使用用途の制限】
雨水は使用用途が限られます。料理にはもちろん使えませんし、トイレを流すのに使うのもメーカーによっては推奨してない場合があります。使用目的を明確にしてから設置を検討する必要があります。
【場所の確保】
雨水タンクは一定のスペースを必要とします。サイズをしっかり確認し、適切な場所を選ぶのが重要です。
【初期費用と回収期間】
雨水タンクの初期費用は高額です。日々の水道代や雨水タンクの耐用年数などを考慮して回収できるかどうか、ざっくりで良いので計算するのも必要だと思います。
【メンテナンス】
ボウフラや藻の発生、フィルターの掃除、水の腐食を防ぐために定期的なメンテナンスが必要です。
Panasonicとマルトラップ、どちらの雨水タンクを買うか悩む
雨水タンク選びでPanasonicの雨水貯留タンク「レインセラー150」、マルトラップの雨水貯留タンク「まる」とどちらを買うか悩みました。
雨水貯留タンク(レインセラー/雨ためま専科) | 雨とい・雨水貯留タンク | 住まいの設備と建材 | Panasonic
値段は「まる」が圧倒的に安い。
しかしオーバーフロー対策などがなく、それらが対策されているのが「レインセラー150」でした。
あとは「まる」本体のデザインに凹みが多く、そこに砂やごみがたまりそうが気がする。そして少々見た目がやぼったい。
「レインセラー150」にも凹みがありますが、凹みが浅く、凹みの数も少ないので砂やごみががたまりにくそうでした。そして見た目がすっきりしてる。
デザインは大事か?と夫婦で悩みましたが、常々視界に入る物なので見た目も気に入ったものにした方が良いのでは?あとはオーバーフローしても困る場所ではないが、回避できるならできた方が良いのでは?ということでPanasonicの雨水貯留タンク「レインセラー150」を買うことにしました。
しかしPanasonicの雨水貯留タンク「レインセラー150」は値引きしていただいても、めちゃくちゃ高い。
Panasonicの雨水貯留タンク「レインセラー150」を設置してみた!
Panasonic雨水貯留タンク「レインセラー150」について
雨水貯留タンク(レインセラー/雨ためま専科) | 雨とい・雨水貯留タンク | 住まいの設備と建材 | Panasonic
Panasonicの雨水貯留タンク「レインセラー150」の詳細は上記の公式商品ページで確認できます。
設置場所の選定
まずは設置場所の選定。
できれば家庭菜園の近くに設置したかったのですが、空間を確保できなかったので少し離れた竪樋(たてとい)に設置することになりました。
設置は業者に委託
この度の設置は専門の業者に委託。
雨水タンク設置と同時に外壁と屋根の修繕工事をやっており、見積もりのときに相談したところできるとのことだったのでお願いしました。
当然ながら設置工事費はかかりますが、樋を切ったり壁に穴を開けたりなどの作業が必要だったため、専門の業者にお願いして正解でした。
雨水タンクの足場は砂利を掘って少し埋め込むか、ブロックを基礎代わりにして置くかで悩みましたが、ブロックを設置してもらうことで落ち着きました。
設置完了!
無事に設置完了です。
なかなかの存在感ですが、思ったより厚みがないのが良かったです。そして姿がシンプルでスマート。
雨水貯留タンク「レインセラー150」本体紹介
【本体】
本体は光の透過を防ぐ材料が使用され、藻の発生を抑制する設計。
午後になると少し日光が当たる場所ですが、設置して1ヶ月の現在で藻の発生はありません。
またタンクは連結できる構造になっているので、必要な容量分数個設置し貯水量を増やすことが可能です。
【フィルター】
竪樋(たてとい)と雨水タンクの間にはフィルターがあり、
フィルターの蓋を開けるとこんな感じ。
青いスポンジは取り出して洗う必要があります。
【蓋】
蓋はネジで固定されており、この白いのを回すと外せます。
ここはすごく使いにくいし若干ちゃっちい作りに感じる。
【雨水タンクの中】
蓋を開けるとこんな感じ。
わかりにくいですが底が見えるぐらい透明度が高い水が貯まっています。
【「戻します」でオーバーフロー対策】
雨水タンクの背中から下に伸びるホースは、
雨水タンクが満タンのときにオーバーフローしないように雨水を戻す仕組みになっています。
【本体固定チェーン】
我が家は地面に打ち込めないので壁に設置してもらいました。
このチェーン等は公式の留め具ではありません。
【水抜き用のドレンキャップ】
足下には排水用の穴があり、キャップを外し斜めにすると排水できます。
【蛇口】
回して使うタイプの蛇口が付いてます。
蛇口の位置を考えると、水位が蛇口より低い場合、水は取り出せない構造です。
【耐用年数】
通常の使用状況下で10年程度とのこと。
初期費用を回収するのは難しい
我が家の場合でざっくり計算すると、初期費用回収できるまでかなり時間がかかります。たぶん雨水タンクの耐用年数以内に回収するのは無理だと思われる。
雨水タンクのメリット・デメリット
【メリット】
- 家庭菜園の水やりは水道水より雨水の方が木や花に優しい
- 水道代を考えず散水できる
- 断水時に生活用水として使える
- 都市型洪水の軽減
【デメリット】
- 水の使用用途が限られる
- 初期費用回収が難しい
- 場所を取られる
雨水貯留タンク「レインセラー150」では発生しないデメリット
- ボウフラが発生する(隙間がないので発生しない)
- 強風で倒れる(チェーンで固定できるので倒れない)
- 水があふれる可能性がある(水を戻す機能があるのであふれない)
雨水タンクを手作りした過去もあります
【竪樋(たてとい)を切るのに反対されていた】
わたしが竪樋を切って雨水タンクを設置することに家族に反対されていました。
プロじゃないわたしが切ることに不安があり、また切ったら元に戻せないという懸念があったようです。
【竪樋を切らない手作り雨水タンク紹介記事まとめ】
雨水取水道具いろいろ – 雨水簡易集水ネット雨葉(あめはネット)
世界一簡単な雨水タンク(たぶん) – みんなで創る生活文化の雑誌
これらの記事を参考に手作りした過去もありますが、どれもうまくいきませんでした。
家にあるもので完結させたいという考え方に凝り固まっていたのもよくなかったかもしれません。
【屋根と外壁工事をきっかけに話が進む】
今回屋根と外壁リフォーム工事を業者にお願いすることになった際、雨水タンクについて相談してみました。すると設置できますよ!と引き受けてくださり話が進みました。家族もプロにお願いするなら良いと許可がおり、雨水タンクを設置する運びとなりました。
お金がかかることに関しては問題ではなく、誰が工事・設置をやるかが重要だったようです。
確かに壁に打ち付けるなどの工事が発生したため、信用できる業者にお願いすることは重要だったと思われます。
雨水タンクは設置して正解!
初期費用回収できるかできないかより、水道代を気にせず使える水があるのがうれしい。
とくに我が家は家庭菜園を通年やっているのでその水やりに大活躍。
他にはバイクの予洗い、屋外の水を使った掃除、生ごみ入れの予洗い、家庭菜園グッズの水洗い、断水時に使える水がある安心感などで大活躍しています。
もし外構工事などを予定している方で雨水タンクあったら良いなと思っている方は相談してみると良いかもしれません。
設置は自分でできるけど、どの雨水タンクにするか迷っている方は「レインセラー150」をおすすめします!
こんな記事もあります
かわさんどっとわーく:コンポストの水分補給は「もったいない排水」で【ごみ減量チャレンジ#128】
かわさんどっとわーく:給水・給茶スポットとマイボトル・マイカップ対応店マップを作ってみた。
かわさんどっとわーく:ステンレスボウルと粉ふるいで水耕栽培!スポンジ不要!脱プラにも!【藻(アオコ)対策】
使って良かった商品紹介
パナソニック(Panasonic) 雨水T レインセラー150 パールG MQW104 新品価格 |
本体のみ。
パナソニック 雨水貯留タンク レインセラー150 たてとい接続キット ミルクホワイト MQW104 MQW020 <本体 接続キット> 150L 雨 雨水 貯水タンク レインセラー 新品価格 |
竪樋(たてとい)接続キット入り。
読んで良かった本紹介
図解でわかる 14歳シリーズは子どもでも大人でも楽しめるシリーズだと思う。とてもわかりやすい。