ゼロウェイストとミニマリストを両立させつつ健康に生きたい、家庭菜園が好きな主婦です。
我が家の家庭菜園では毎年梅雨が終わるとハダニに悩まされていました。
猛暑のなかでハダニを一掃する作業がしんどいので、ハダニに弱いトマト栽培などをやめたくらいです。
そして今年の夏も奴らは現れて青じそに住み着いたわけですが、今年は新兵器を導入しました!!
それは電動スプレー!!!
(散水スプレー・散水ホース・電動噴霧器など名称を定めるのが難しい商品ですね)
電動スプレーは今までにも検討したことはありましたが、購入にまでに至ってなかった物でした。これが使ってみたらなんと!雨水だけで簡単楽々にハダニを一掃できたのです!無農薬でハダニ対策!
ハダニに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
充電式の電動スプレーを買ってみた!(散水スプレー・散水ホース・電動噴霧器)
我が家で導入した電動スプレーはこちら。
Amazonで1800円ぐらいで買いましたが、今は少し値上がって2000円ぐらいなようです。
先端のノズルは数種類付属されていますが、自動で散水してくれるならどんなノズルでも良い。
噴射する水を溜める専用タンクはなく、水源(池や川)やバケツなどからとる自吸式ポンプです。
蛇口がない場所でも使えるのが良い。我が家では雨水タンクで溜めた雨水を使用しました。
バッテリー内蔵でUSBType-Cで充電できます。
充電に関してだけデメリットがあって、充電の残量、充電中なのか、充電が終わっているのか、などが表示されないのだけが残念。
ハダニ退治には奴らの住処である葉の裏を水で洗い流します。
手動のスプレーで地道にシュッシュと吹きかけていたのと比べると段違いで楽々です。スプレーのし過ぎで手が痛くなることもありません。さらに手動のスプレーだと葉の裏に当てようとしゃがむ必要がありましたが、この電動スプレーなら立ったままできます。
奥の方の葉も枝をかき分けてスプレーの柄を差し込めば、奥の葉の裏も洗い流せます。これが手動のスプレーだと片手で枝を押さえながらスプレーを使わないといけなかったので大変でした。
無農薬!電動スプレーと雨水だけでハダニ駆除に成功!
ハダニは水に弱いので、基本的には水で洗い流せば駆除することができます。
スプレーの勢いで成虫と卵を洗い流すことに成功し、上記の写真を撮った頃からハダニの再発生はありませんでした。
粘着くん液剤などを使わず電動スプレーと雨水だけ。無農薬でハダニを駆除することができました。
この電動スプレーさえあれば、今後はコストがかかることなくハダニ対策ができます。
今回購入した商品の説明に、
「手での散水に別れを告げましょう」
「最小限の労力で庭を健康で繁栄した状態に保ちたい人にとって必需品」
紹介した商品ページより
と書かれていて、その通りになったと感動しております。
ハダニの生態・被害・駆除方法
このページに訪問してくださった方にはもうご存じだと思われる情報ですが、ハダニの生態などについて簡単にまとめておく。
ハダニの生態
- ダニ科に属するクモの仲間
- 成虫は足が8本あり、大きさは約0.5mm
- 交尾をしなくても繁殖が可能(無性生殖)なので繁殖力が高い
- 主に葉裏に寄生
- 高温で乾燥した環境を好む
- 水に弱い
ハダニの被害
- 野菜や果樹、多肉植物や観葉植物にも寄生
- 下から上へ被害が広がる
- 植物の養分を吸汁する
- 吸われた部分の葉緑素が抜け、白っぽくなり斑点状の傷ができる
- 光合成ができなくなるため作物の生育が悪くなる
- 葉色がくすみ美観が損なわれる
ハダニの駆除方法
ハダニ対策は初動が大事なので、作物の様子をよく観察するのがまず大事。
農薬不使用で対策したい
- 水洗い
ハダニの巣になっている葉の裏を水洗いする。
小さい鉢植えであれば、水を入れたバケツに鉢ごと入れて(葉全体が水に浸かるように)しばらく放置しておくのが楽です。
- 乳製品や片栗粉などを混ぜた水を噴射
少し粘着質のある水分をハダニにかけることで、窒息させ駆除できるという方法です。
我が家でも「粘着くん液剤」を使う前はこの方法を使っていましたが、効果はあまり感じられませんでした。
- テープで取る
セロハンテープなどでペタペタと取り除きます。
地道な作業ですが成虫も卵も駆除できます。雑にやると葉が傷つく可能性があるので丁寧に。
農薬使用で簡単に駆除したい
【天然由来系の農薬】
粘着くん液剤
化学殺虫成分を含まない、環境にやさしい「ソフト農薬」の1種です。
有効成分に食品であるでんぶんを使用し、安全性が高く、また物理的に殺虫するため、害虫の抵抗性発達のおそれがほとんどありません。天敵類や有用昆虫などに対しては、本剤が微小サイズのものにしか効果を発揮しないことと、残効性による効果がないことから、悪影響を与えることはほとんどありません
グリーンジャパン商品紹介ページより
食用デンプンで作られており、液剤がハダニに覆い被さることにより呼吸阻害によって効果が出ます。
我が家では家庭菜園を始めた頃からお世話になっている商品です。
【メリット】
- 安全性が高い
- 連続使用しても耐性がつかない
- 使用に制限がなく、いつでも使える
【デメリット】
- 卵には効かない
- 効果が連続しない
【殺虫剤系の農薬】
ダニ太郎
植物に寄生する各種のハダニ、サビダニを効果的に退治します。ハダニの各生育段階(卵、幼虫、成虫)で作用して効きめが続きます。
有用昆虫や天敵に対する影響は少ないです。
ダニ太郎商品紹介ページより
殺虫剤系の農薬は我が家では使ったことはありませんが、「ダニ太郎」はハダニ対策の農薬としては定番のようです。
【メリット】
- 卵から成虫まで効果がある(卵だけ・成虫だけに効く商品もあるので説明書要確認)
- 即効性が高い
- 残効性がある
【デメリット】
- ハダニは薬剤への抵抗性が高いの、連続使用すると効かなくなる
- 益虫・天敵昆虫も殺してしまう可能性がある
- その他の生物に影響がある可能性がある
こんな記事もあります
かわさんどっとわーく:Panasonicの雨水貯留タンク「レインセラー150」を設置してみた。
かわさんどっとわーく:雨水タンクのメンテナンス(フィルター掃除・タンク内水洗い)【レインセラー150】
かわさんどっとわーく:ハダニを一掃した散水ホースとフルグラを非常食に【#299~#301】
使って良かった商品紹介
今回紹介した電動スプレーです。
液体の粘着くんです。
粉状の粘着くんです。使う時期が限られるなどがあれば、長期保存にはこちらが良いかもしれません。
読んで良かった本紹介
家庭菜園をしていると農家さんへの感謝が増し増しです。特に今年は米農家さんはさぞ大変だったことでしょう。
SNSで話題になったパックごはんのレンチンレシピが掲載されています!特にカツ丼レシピがすごかった!